がさがさと、両手にパンのビニール袋をバイクのボックスにしまうと、

ふと、バイクのミラーに映るの俺の顔、

情けない顔だな。


「何やってんだ俺」


しのちゃんが待ってるだろ?


エンジンを掛けて走り出した。

彼女の働くあの店へ----。