「和哉と二人っきりで呑みにくるのって何年ぶり?」

「6年近く」

「すっご。8年前なんてしょっちゅう二人で呑みに行ったりしてたけど、忙しくなるにつれ二人っきりてなかなか」





酒が呑みたいと言った和哉によって私のマンションの駐車場に車を停め、駅前通りのチェーン店の居酒屋に入った。


私も和哉もアルコールが好き。


ビールも日本酒も焼酎もカクテルもワインもブランデーもなんでもイケる口。


その為大学に通っていた頃はお金に余裕がある時は、朝まで二人で呑みあっていた。


尚之と一緒に行くと飲み過ぎだとかもう少し女らしく飲むべきだとか小言が煩く、本気で朝までコースの場合は必ずと言っていい程和哉と。


就職してからは和哉を誘うのは難しくなり職場の仲間と行くようになったけど…