夏色、海色、空色!【完】





あたしの口から……



「はぁはぁはぁ………うっ………っ」



荒い息づかいが聞こえる。




自分のことなのに、



自分が分からない。



「………ら!…………そら!」



朦朧とする意識の中、あたしを必死の形相で見下ろす、




「……佑…真……」


佑真が見えた。