夏色、海色、空色!【完】

優美達はもう、出発してしまった。

手をつないで。


隣を見ると、

めんどくさそうな佑真。




こ、怖い。



カァカァカァ……。



「ひっ!!」



「烏だよ」



「なぁんだぁ……」


「怖いの?」


佑真は、


意地悪な顔をしていた。



「こ、怖いよ?悪い!?」


「いいやぁ、悪くねぇよ。手ぇ、繋ぐ?」



と、優しい、笑顔。


ホッとした。


「お願いします。でも、佑真は、怖くないの?」



「ったりめぇだろ?」


「そ、なんだ」

あたしと佑真は手を繋ぐ。冷たい佑真の手があたしの手を冷やしてくれる。

「5分たったし、行くか」


2人で歩き出した。