佑真は、あたしを見ている。あたしも佑真を見ている。と、云うと………
あたし達、
────────見つめ合ってる…?
恥ずかしい。
顔に熱が集まるのが分かる。
「わかっ、た」
そう言ったのは、赤い顔をこれ以上見られたくなかったから。只の意地っ張り。
それでも彼が、佑真が……
「じゃ、約束。破ったら、お仕置きな?」
と、言ったからあたしはまた、佑真を見た。
昼間の燦々と照りつける、太陽が佑真の顔を照らす。
あたしは、また、彼に惹かれる。
ニカっと笑った顔、アイドルじゃないのに、声優なのに、凄く整っていて、格好いい人。
ヤバい。
いつまで保つかな?あたしの
心。


