「赤崎ー。今週またコンパなんで宜しく~」


「え!最近立て続けだな。でも行くけど」


 月曜日――。食堂で赤崎と吉澤が昼食を食べながらコンパの話をしている。


「あ、俺も行くから」


 赤崎と吉澤を見ることなく定食を食べながら言うと――。


「「え!?」」


 二人が声を揃えて驚くと俺を凝視した。


「なに?駄目なのか?」


 吉澤を睨むように見ると、吉澤が慌てて顔を横に振った。


「いや!全然いい!つーか、お前が来ないと女の子のウケがいまいちで……」


「だろうな」


「でもお前……矢野さんの事ずっと引きずってたけど……」