「あれ?前は、ちえたろうじゃなかったっけ…」 俊介くんの変なあだ名に呆れていると、翔くんのネクタイに目がいいった。 ネクタイが曲がってる 世の男子ってこんなにしっかりしていないものなのかな… いや、いおりがしっかりしすぎなのかも。 「翔くん…ネクタイほどけそうだよ?」 自分の首元をちょんちょんと指す。 「まじっ…」 指摘するとあたふたと直そうとするけどなかなかうまくいかない。