慎「恭先、仕事はいいの?」



恭「あっヤベ…こんなことしてる場合じゃないや。あ、お前らこれ終わったらさっさと帰れよ」


先生はそう言うと慌てたように廊下を走っていった




あーあ…


もう少し沖田先生にいてほしかったな



類「…何だか二人きりって緊張するね」



この人と二人きりって…





息がつまる





慎「……はぁ?」



こんなこと言われ慣れてるのか怪訝な顔を見せる神奈川くん


ラブコメ的には…ならないんだろうな



類「神奈川くんって、真駆の総長なんだよね?」



慎「…そうだけど?」



類「楽しい?」



慎「あ?…当たり前だろ」



傷を水で洗い流して神奈川くんから消毒液を受けとる



慎「…よく喋るな」


その時、ぽつりと呟かれた一言


その後、じっと私を見つめてくる



類「……そんなこと初めて言われた」



だろうね

普段、喋ったりはしないんだから