あたしがくつ箱へ行くと鈴が待っていた。

「鈴~ごめんっ!」

「いいよ~♪帰ろう!」

「うん!」

あたしは靴を履く。

「それにしても、遅かったね~いつもなら5くらいで来るのに~」

「ん?あ~秋山とぶつかっちゃって~」

「秋山か~。ん?秋山って誰だっけ?」

「ぶはっ」

あたしは思わず吹き出した。

でたっ鈴の天然。

「鈴、分かんないの~?」

「うん!」

「ウチのクラスの秋山だよ~影薄いの!いっつも謝ってる!」

鈴は、う~んと考えながら首をかしげている。

「あ!思い出した!同じクラスの秋山ね~!」

「やっと思い出したか~!」

「うん♪」

「本当に天然だねえ~鈴は!」

「へ?そうかな~??」

あたしと鈴は色んな話をしながら帰った。