幼馴染みに恋してます!!!!!

「結果発表をいたします。第三位!」





ドキドキドキ





「〇〇〇君、戸入れの花子さん」





あ、戸入れさんだ!





二人は手を繋いで、ステージの真ん中に来た





そして、恥ずかしそうに笑って、手を振った





いいねぇ~





「第二位」





ドキドキドキドキドキドキ!!!!





「霜月颯太君、中嶋ここあさん」






ガーン!





私は、ら、ん、が、い…





「第一位」





ドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキ






「日田悠君」





だよね…




悠ちゃんだよね…





いいな~ペアの子





「猫山うららさん」





え…?





今、猫山うららって言った?




え、これ現実?




バイ〇マンの仕業とかじゃなくて?





私はそう思いながらも、中央に向かって、歩いていった





ドキン…





顔を上げると、見たこともない、素敵な王子さまがいた





いや、ちがう





悠ちゃんだ




私たちは手を繋ぐと、手を振った





悠ちゃんの温かい手が、私を包み込んだ




『これで、コンテストを終わります』





その声と共に、悠ちゃんは走り出した




私の手を握ったまま