幼馴染みに恋してます!!!!!

【うららサイド】






「ふあぁ…中嶋さん、これから、どこ行くんでしたっけ?」






「はあ?どこって…普通に宿よ。寝ぼけすぎ」





あ、そっかあ…







あっ!







フラフラし過ぎて、私はつまずいて転んだ







目の前にアスファルトが近づいてきてギュッと目を閉じる







……あれ?







痛くない……






目を開けると私は誰かに抱え込まれていた








それは……







「うらら、大丈夫か?」







悠ちゃん…!







「あ、ありがと…!それでその…」








私が言うと、悠ちゃんは寂しそうに笑った







「ごめん」






それだけ言って、いつも頭を撫でてくれた手は、なにもせずに行ってしまった