【うららサイド】
「ふあぁ…中嶋さん、これから、どこ行くんでしたっけ?」
「はあ?どこって…普通に宿よ。寝ぼけすぎ」
あ、そっかあ…
あっ!
フラフラし過ぎて、私はつまずいて転んだ
目の前にアスファルトが近づいてきてギュッと目を閉じる
……あれ?
痛くない……
目を開けると私は誰かに抱え込まれていた
それは……
「うらら、大丈夫か?」
悠ちゃん…!
「あ、ありがと…!それでその…」
私が言うと、悠ちゃんは寂しそうに笑った
「ごめん」
それだけ言って、いつも頭を撫でてくれた手は、なにもせずに行ってしまった
「ふあぁ…中嶋さん、これから、どこ行くんでしたっけ?」
「はあ?どこって…普通に宿よ。寝ぼけすぎ」
あ、そっかあ…
あっ!
フラフラし過ぎて、私はつまずいて転んだ
目の前にアスファルトが近づいてきてギュッと目を閉じる
……あれ?
痛くない……
目を開けると私は誰かに抱え込まれていた
それは……
「うらら、大丈夫か?」
悠ちゃん…!
「あ、ありがと…!それでその…」
私が言うと、悠ちゃんは寂しそうに笑った
「ごめん」
それだけ言って、いつも頭を撫でてくれた手は、なにもせずに行ってしまった

