集会が終わり教室へ移動になった。 元町なのに出席番号が最後だったので、廊下側の一番後ろ。 目の前には彼の大きな背中。 ドキドキする。 つい彼の背中を見つめてた。 すると、彼が振り返った。 ーえっ!見てたのばれてた? 私の勘違いで彼はただ配られたプリントを回しただけ。 「あ、ありがとう。」 小さな声になってしまったけど、話せた。 「うん」 ー返してくれた…