公園の入口付近に立って辺りを見回す。 すると、ベンチに2人のカップルが居た。 近づいていくと、見覚えのある顔。 私を見ると大和先輩は爽やかに笑った。 この人は浮気をしても反省はしないのか。 「先輩別れて下さい。」 そのまま立ち去ろうとしたけど先輩に声を掛けられ振り返った。 「お前なんかただの俺の遊び相手だよ。本気にするとかまじあり得ねぇ。」 「そうそう有り得ないの。馬鹿女ね。」 先輩に続いて女も私を嘲笑う。