「もう!!何なのよ!!」 思いっきり叫んだ。 フェンスに寄っかかると目を閉じた。 鼻歌を歌っていたら、隣から音楽が聞こえた。 隣を見ると同い年くらいの男子がヘッドホンを外して音楽を聴いていた。 ずっと見ていたら私の存在に気づいたみたいで横をチラッと見てきた。 「ぁ、音楽うるさかった?」 音楽の音を消して私の様子をうかがう。