「だだいまー。」 玄関の方から声がすると井上は突然立ち上がって元気よくリビングを飛び出していった。 「菜々ちゃん今日は陸上部見学どうだったの?」 「うーんとねキツそうだった。」 帰って来たのは藤川だった。 「あっ、坂本お帰り。」 「だだいま。」 井上はずっと藤川にベッタリだった。 「2人仲いいの?」 「うちら幼なじみだから。」 藤川が答えると井上は頷いた。