ドアの前で倒れているのは、自分の娘だった。

「おいっ!!!」

娘に声を掛けても返事がない。

腹部からは血が次々と流れ出していた。

「輝!!!!」

力一杯叫んだ。

カタンッ。

何かが落ちた音がして振り返ると輝が血だらけの手でずっとこちらを見ていた。
「お前何をしたんだ!!!!」

「アイツが悪いんだよ。言うこと聞かないから。殺してやったんだよ。」

輝は何かに操られたように笑うとその場から走って逃げた。
それから、シェアハウス内の恋愛は禁止した。