「俺らはもう、お前を信じたぜ?」 茜と朝陽さん以外は、初対面。 なのに、信じてくれるの? 茜と朝陽さんが信じてるから。 そんなちっぽけな理由で私を信じて、仲間にできちゃうの? ──どれだけすごい人たちなんだろう。 初対面、なのに。 じわり、じわり、心が暖かくなっていく。 さっきとは比べものに、ならないくらい。 皆の顔を見渡して、総長の美影と目があった。 綺麗な形の口を動かす。