「ワリ、そーだよな噂に流されてなにやってんだか俺は。お前らが信じるってゆーなら別にいい。その子がもしも俺ら──白龍に深く関わることになったら、そん時はお前ら、任せた」




総長さんは、もしその子が白龍に深く関わっちゃってもいいのかよ?と、付け足した黒髪は赤茶のほうをみた。




「…俺は、お前らが信じるんなら別にいい」


「俺も俺もー」



眠そうに答えた赤茶に便乗して、ピンクが賛成する。




「まぁ、関わるなんてことは極力させねぇよ」



俺がな、ニヤリ笑った金髪にみんなもつられてフッと笑う。




花崎日向の噂を聞いても、花崎日向、本人を信じる。







そんな人、いるはずがない。




そう思っていた花崎日向の常識を覆す5人がここに現れたのを、花崎日向は、まだ、知らない。









──これから、白龍という族と深く深く関わることになるってことも。





*とある倉庫side end*