真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【上】

うんうん、頷きながらそう言う。


そうそれ、わたしが言いたかったのは。

独特の何かがある。


そしてわたしはそのオーラにまんまと、引っかかってしまうんだ。



この人なら、過去とかそういうの気にしなそう。



この人なら、受け止めてくれるかもしれない。



そう思わせる何かがあるんだ。



あ、いや、べつに龍騎さんにそう言う感じがないわけじゃないよ?



ただ、龍騎さんに出会った頃は私の警戒心は尋常じゃなかったから。


踏み込むな、ここに入って来るな、わたしの内側に近づかないでって。



「そんなオーラあるかな?俺わかんないけど」

照れ臭そうに頬を人差し指で掻いてから、ちらっと腕時計をみて「あっ」と言った朝陽さん。


そういう照れ方する人本当にいるんだ、初めて見た。


てゆーか、あっ、ていったまま空いてる口がとっても可愛いのだけれど。



「龍騎、俺いくな。用事があんだこのあと」


「おお、そーか。また来いよ」


「あ、日向ちゃん。俺日向ちゃんともっと話ししてぇんだけど、来週の同じ曜日のこれくらいの時間帯にまたバー来れるか?」


「あ、はい!もちろんです」


「サンキュ、じゃあまたな!」



…行ってしまった。

てゆーかとっさに返事しちゃった。



「龍騎さん、話がしたいってどーゆーこと?」