そのあとはふつうに龍騎さんについて、「クールそうに見せて何気に優しいよね」とか「見た目に合わず、性格爽やかだよな」とか話したり。
このバーと、カフェの料理を絶賛しあったりして。
そうしたら、いつの間にか龍騎さんが戻って来ていた。
「なんだ、お前ら何気に仲良くなって。…おれに懐くのにも時間かかったのに、日向珍しいな」
「は!そういえばそうだ」
ふつうに、話してた。
あの重苦しかった心の中のことは、本当に頭の片隅にもなかった。
てゆーか今日、こう…何てゆーか、自然と素で話せちゃうことが多い気がする。
茜も、朝陽さんも。
「へぇ?日向ちゃんってそんなに龍騎のこと警戒してたんだ?」
「ちげーし。…いや違くはねーけど、もともと警戒心強いやつなんだよそいつ。まぁなんか朝陽って独特のオーラあるからなー」
「わかる!朝陽さん、なんてゆーか、言い表せないけど独特のオーラある!」



