真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【上】



ムッて顔をしてみたけど、やっぱりみんなが心配してくれるのが嬉しくてフッて顔が緩んだ。



「じゃーな」


最後に、茜がそう言って笑って、私も笑顔を返して手を振った。



「バイバイ!みんな、明日も倉庫いくからね!伽耶、また遊ぼう!」



1人、違う道へ曲がって、歩き出す。





そして、「ふーっ」と一息ついた。




──────頭が、心が、まだあまり正常に働いてない気がする。


過去に呑まれる。


一度思い出すと、グラグラ、心が揺れてどうしようもなくなる。


みんなに見えない位置にきて、横にあった、電柱に背中を預けた。


明るく、振る舞えていたかな。


でも、過去をさらけ出すのがこんなにも怖く感じるなんて、初めてだった。



青嵐の仲間になった時、私は自分の過去を普通に話した。


嫌われるかもって、ちょっと怖かったけど。


それでも私は、話せない、言い出せない、なんてことにはならなかったのに。