真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【上】




──でも、見えないところにプリクラが一枚あるだけなのに、スマホがいつもと違ってすごく大切なものに思えた。





座っていたベンチを立ち上がり、「じゃあ、特にすることもないし、帰るか!」そう言うと、みんなも賛成するように立ち上がる。



そして、途中まで一緒の帰り道を賑やかに話しながら歩いた。






「──それじゃ、私、こっちだから!」



横にある道を指差して、足を止めるとみんなも足を止めて私の方に目をやった。


「へー、お前ん家、そんなとこからいけんだな。気をつけて帰れよー。いざって時はこのレッドライトザクロ……」



「日向こいつはきにすんな!気ぃつけてな!寄り道すんなよ!」



「迷子にならないように気をつけろよ日向ちゃん」



「もし迷子になったら、近くにある寿司屋の名前言えば飛んでく」



「ひひ、日向!また明日な!!」



「日向、気をつけて」




もう、みんな私のことバカにしすぎじゃないかな。


迷子とかならないし。
今からいくの家だし。