真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【上】




「でも今日、楽しかったな!」



ニコッと笑ったミッキーが、私の方を見ていった。



その手にはさっき撮ったプリクラが握られている。



「うん、ホント、楽しかったね!」



わたしも自分の手の中にあるプリクラを眺めるながら、頬を緩めて呟いた。




一枚は、伽耶と私。


もう一枚は、全員で。



全員で撮ったプリは、みんなカメラのほうを向いていなかったり、見切れちゃってたり、目を閉じてたりがほとんど。



でも、ポーズを決めまくって撮るよりはこっちの方が私たちらしいな、なんて少し笑えた。



でも、一つだけ。


ちらり、プリクラの1番端を見る。



端っこのそれだけは、みんなちゃんと入って撮れたやつ。



真ん中に『白龍』とでっかく落書きされたそれは、白龍以外の人には絶対見せられない。



けど、私のお気に入りの一枚。