「でも今日、楽しかったな!」
ニコッと笑ったミッキーが、私の方を見ていった。
その手にはさっき撮ったプリクラが握られている。
「うん、ホント、楽しかったね!」
わたしも自分の手の中にあるプリクラを眺めるながら、頬を緩めて呟いた。
一枚は、伽耶と私。
もう一枚は、全員で。
全員で撮ったプリは、みんなカメラのほうを向いていなかったり、見切れちゃってたり、目を閉じてたりがほとんど。
でも、ポーズを決めまくって撮るよりはこっちの方が私たちらしいな、なんて少し笑えた。
でも、一つだけ。
ちらり、プリクラの1番端を見る。
端っこのそれだけは、みんなちゃんと入って撮れたやつ。
真ん中に『白龍』とでっかく落書きされたそれは、白龍以外の人には絶対見せられない。
けど、私のお気に入りの一枚。



