真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【上】




私にバッチリ聞こえたんだもんね、私より彼女たちに近い位置にいたまーくんはもちろん聞こえてるよね!!




「俺はっ、俺はっ…」



あ、どうしよう、頭をうなだれて呟くまーくんが、気の毒すぎて涙でそう。



とりあえず、よしよし頭を撫でていると、



「…はっ!メンバー揃ってる。お前らなにふざけてんだよ、早く店入るぞ」




「「「お前がふざけんな」」」



まじでふざけんな。



正気に戻ったらしい美影が足取り軽く、うずうずした顔で私たちにそんなことを言ってきた。


もちろんみんなで声をそろえて突っ込ませて頂いた。


ちなみにまーくんも今回は許せなかったみたいで敬語じゃなくなってた。


うんまぁそうだろうね、とばっちりだもんね。もともと悪かったらしい女子からの印象が急降下したもんね。


…本当に可哀相になってきた。




とぼとぼと寿司屋に入っていくまーくんの背中を切なげに眺めていると、先に入ったはずの美影が店の入り口からひょこっと顔を覗かせた。


「おい日向、入んねーのか」


「はいるよ、入るけどさぁ」


まーくんがかわいそうすぎて、切ない!!



「まーくん可哀相…、まーくん」


ぶつぶつ呟きながら入り口に、美影に、近寄るとなぜかぽんぽんっと頭をヨシヨシされた。



「そんな悲しいことあったのか?眉ハの字になってる」



自分も眉をハの字にして聞いてくる美影の表情に、不覚にもきゅんときちゃったけど。


そんで、心配してくれるのは嬉しいけど。


無自覚なのもわかってるけど。