冷たく、目を細めて、低い低い声をだして、吐き捨てるようにそう言った。
──“汚い”その言葉は私が大嫌いで、なるべく使わないようにしていた言葉。
だけど今は、心の底からこの人たちが汚いと思った。
でも、言った後の気分はいいものじゃないなぁ。
これからも言うのは控えよう、なんて思いながら、私はまた、くるりと踵を返して青嵐に背を向け歩を進めた。
──最後に見えたのは、青嵐のあいつらの図星だとでも言うような顔。
固まる青嵐をおいて、私は伽耶の手を引いてさっきの水着のところまで戻った。
私は水着を手に取って、
「一応試着しようか?」
さっきの空気を振り払うように笑顔を向ける。
そしてそんな私に安心したのか、伽耶も表情を緩めて頷いた。



