身を乗り出した私から気恥ずかしそうに、ぷいっと顔逸らす。
でも再度、私に目線だけ戻してそう言った伽耶に、私の胸の中には言い表せない感情が広がった。
キュンって気持ちと、嬉しいって気持ち。
初めて女の子にそんなこと言われた。そのことも嬉しいけど。でも、他でもない伽耶から言われたのがありえないほど嬉しかった。
仲良くなりたいって、思ってたから。
「っ〜、伽耶ぁぁっ!超ラブだよぉぉぉ!このツンデレ!!私たち、友達ってことでいいの!?女の子でそういうのいたことないからわかんないんだけど!!」
超ハイテンションで伽耶に抱きつくと、「うるさいし目立ってるからヤメテ」冷たくどけられた。
やん、ひどい。
「って、日向って友達多そうなのに女友達いたことないの。中学とかは」
聞かれた質問に、ドクンと心臓が跳ねて顔が引きつった。
でも、隠すこともないなって思ってそのまま、
「高校に入るまでね、誰とも関わりたくなかったの」
ぎこちなく笑顔を向けてそう言った。
「そ、か」
私の変な空気を感じ取ったのか、それ以上掘り下げてくることはなく。



