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「おーい!!ひーなたー!」



公園の、待ち合わせ場所。


でっかい声をだして、キラキラした笑顔でこっちに手を振ってくるミッキー。



と、その横で立ってる四人。



私は淡いラベンダー色のワンピをはためかせ、白の厚底サンダルを鳴らしながら駆け寄った。



「ごめんごめん、お待たせ」




──今日は、白龍の幹部のみんなとお買い物の日。



「おっせーぞおめぇ」


「こら茜!ひなたちゃん全然まってねぇからな?」


「日向、今日のお昼は寿司で決定してるからな」


「へー、お前ほとんど制服だけど、普通にセンスいい私服着るんだなー」


「日向、かっわいい!」



私を見てニコニコ頭を撫でてくるミッキーの手をさりげなくよける。



「……にしても、みんなオーラすごいね」



イケメンなのは重々承知だったけどさ。

5人揃うとそりゃもう、輝きが倍だ。


それもミッキーも顔を…片目だけだしてるからいつもより5人揃ったときのオーラがすごい。



「なんでミッキー、片目?」


「いやぁ、まだ全部出すのは怖ぇから。片目から」


ニコッと笑って言ったミッキーに、頑張ってるんだなぁと私も笑い返す。