真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【上】



「うんっ、ばっちり!」


にっこりと笑顔を向けてそう言うと、頭に大きい手が乗っかる。


「わっ」



乱暴に、でも撫でるように頭をぐしゃぐしゃとされた。


ああ、前髪のポンパドールが!


もう、なんて茜を睨むようにみたら、いつもの意地悪な笑顔じゃなくて優しく目を細めて笑う茜がいた。


出かけた言葉を、飲み込む。


というより、止まった。


「そりゃあ、よかったな」


私の頭に手を乗っけたまま、柔らかく笑う茜に私の目は見開かれた。



「っ、」



声にならない声が漏れて。


かぁって頬が熱くなる。


私の中で、あり得ないほど心臓が不規則に鳴り響く。


茜に、聞こえそう。





なんで私こんなに、気が動転しちゃってんだろう。