真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【上】




奥にあるソファーで寝っ転がっている、茜を見つけて余計に笑顔が溢れた。


──無意識、だったんだけど。



そこまで駆けていき、茜を覗き込む。


閉じられた目に、どきりとしながらも「茜っ!」声をかけた。


普通の金髪よりほんの少し茶色っぽい色の、綺麗な髪が揺れて、茜は目を開けながら体制を起こした。


ソファの空いたところに私も腰をかける。



「茜、もしかしてずっと寝てたの?」


「…おう」


なんて言いながら、眠そうに瞬きを繰り返す茜が可愛くって「ははっ」笑い声を出して笑ってしまう。


そんな私を茜はムッとした表情でみる。


…寝起きだからか、いつもより全然怖くない。

むしろ、可愛い。


きゅんときて、にやけてしまいそうな口元をこらえる。


そんな私をみて、呆れたように笑いながら茜は口を開いた。


「幹夫とは、どうなった?ちゃんと仲直りできたのかよ?」