真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【上】


はぁ、なんてため息をつくとお腹に回っていた手が緩む。


お?



ミッキーの顔を見るために、チラリ後ろを振り返るとミッキーは、「ぐっ…!」何故か言葉に詰まっていた。




いや、意味わかんないし。


全然言葉詰まる所じゃないからねそこ。



「お、おれの顔は関係ねぇだろ!それに別に卑怯なんかじゃねーし!負け戦なんて、鼻っから諦めてるやつに卑怯呼ばわりされる筋合いない!」



な、なんかミッキー言ってることカッコいい。


心の中で拍手を送りながら、ミッキーの緩んだ手の中からそっと抜け出す。


2人の中から遠ざかる私に気づかずに、言い争いを白熱させている。



今日この倉庫に入ってきたときは、なんかもっとこう、張り詰めた感じがあったのに。


こんなに、緩んでるし。


言い争いで、ミッキー側とまーくん側に分かれて楽しそうに野次る白龍の皆をみて、私の顔も自然とゆるゆる緩んだ。