真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【上】





その場は一時、沈黙に包まれる。



「…ま、まーくん?」




喋らないまーくんが気になり、一応話しかけるとまーくんは私をチラリとみてからまたミッキーに目線を戻した。



そして、やっとこ口を開く。







「──ミッキーさん、ズルイっす…」



「な、なにがだよ?」





だ、ダメだ。



ズルイとかいわれて動揺しちゃってるもん。


やっぱりミッキーって顔と性格があってなさすぎて違和感がすごい。



なんて考えてる私をよそに、まーくんはマシンガントークを繰り出した。




「ミッキーさんはそんなに男前でかっこいいくせに、めっちゃ美形のくせに、俺と同じ人好きになるとか卑怯だ!ひでぇよ!負け戦じゃねぇか!そりゃまあ俺は妹と日向が同じクラスって言ういい点はあるけど…いやいや、でもだ!それとこれとは関係ねぇ!ミッキーさんかっこいいんだからもっとおしとやかな女選んでろよ!っは!そそ、そうだ!それにだ!日向は俺がさきにツバつけてたんすよ!」



…あのな。





「ツバつけたとか言うのやめてもらえます!?汚いからやめてもらえます!?せめて目ぇつけるくらいにしといてもらえます!?っつーか、おしとやかじゃなくて悪かったなこのスキンヘッドが!!」




こんなに殺意湧いたの、久しぶりかもしれない。



うん、かもじゃないな。


これは確実に久しぶりだ。


とりあえず怒鳴り散らしたことで私の怒りは半分収まった。



それにしても、まーくん言ってるセリフがだいぶかっこ悪い。