「あ、ミッキー。お母さんともちゃんと話しするんだよ?」
「…わかったよ」
なんて話しながら、二人で倉庫の入り口までたどり着くと。
倉庫の中にいた白龍のメンツが、嬉しそうにニヤニヤ笑いながら待っていた。
心配していたらしい朝陽さんは私たちが笑顔で話しているのをみて、ホッと息をついた。
みんなの嬉しそうな目線に照れ臭くなって、はにかみながら口を開いた。
「みんな、心配かけてごめん。…夏の旅行、いけるよ!!」
私のその言葉を聞いて、奏多が1番早く私に飛びつく。
「〜ったく!心配させんなよ日向ぁぁ!よかったなぁミッキーさんと仲直りできて!」
嬉しそうに私にギュウギュウ抱きつく奏多が可愛くて私の顔に笑顔が零れてしまった。
そんな奏多に続いて、暁と南、モヤシダさんとモッヒーが肩を組むように飛びついてきた。
「っわぁ!」
「おっまえ日向この野郎!」
「よかったな、日向!」
「日向おまえミッキーさんの美貌によく倒れなかったなぁ」
「うぅっ、ひぃちゃん心配かけんなよぉぉ!俺心配すぎて漏らすかとおもったんだぜ…!ズズッ」
「おいモヒカン」
最後に泣きながら飛びついてきたモヒカンの放った言葉のせいで、私の笑顔は完全に萎んだ。
鼻水垂らしながら近づいてきたモッヒーに正直言うと、「汚ねっ」呟いたよ。うん。
だってとっさに口から滑り出てたんだもん、それはごめん。
でも私今、暁と南とモヤシダさんのおかげで本気で顔面に笑顔溢れてたじゃん?
すごかったじゃん?
まじ全力スマイルだったじゃん?
なのにさ、「漏らすかとおもった」ってどうなのおいモヒカン。
今私すっごい晴れやかな気持ちだったのに。
本気でお前のこと張り倒そうかと思ったもん。



