真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【上】



いってないけど、夢があるなんてそれってめちゃくちゃかっこいいじゃん。



そんな思いを込めて、ミッキーの目を強く見つめてそう言うと、ミッキーは瞳を揺らして、泣きそうに顔を歪めた。




「俺、ちょっとは強くなれてんのか…?」



「なれてるよ、なれてる。ちょっとなんかじゃない、めちゃくちゃなれてる」




「──っ、俺、もう強くなれてる…?」




ねぇ、もう、ミッキーは過去を乗り越えられるよ。


大丈夫だよ。


あと一歩。



その一歩を踏み出すために。


背中を押してと、押すような言葉をくれと、泣きそうな顔で私を見るミッキーにつられて私は目頭が熱くなった。




きっと私も泣きそうな顔だけど。



思いっきり笑顔をつくって、ミッキーに伝えた。




「もう、とっくになれてるよ…!私たちがいる、白龍がいるじゃん。もう1人じゃないんだもん。もう彼女に裏切られたって大丈夫だ!またかよって笑ってあげる!だから、もう、


───前に進んでも、いいんだよ…っ」