真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【上】




でも、そんなのは一瞬でなくなった。



『みんな、この人が私の彼氏の中森ミキくん!子役だったのー!』





っ、はっ。





世界が真っ暗になってどん底に突き落とされた気がした。




これを、この言葉を聞く前に、別れようっておもってたのに。



ばっかだな、俺。


咲から離れようとするのが、遅すぎた。



顔も思い出したくない、今までの彼女に言われたときのシーンが頭にポンポンと浮かんで、はじけた。



『中森ミキくんだよ!私の彼氏なのー』


『中森ミキくんってゆーの!しってるでしょ?』


『私の彼氏で、元子役の中森ミキくんでーす!』





──違う、俺は、幹夫だ。