通学路を歩き、学校に近づくにつれてまわりの人たちのザワザワと言う声が大きくなる。
沢山の目線を感じながら、俺と咲は手を繋いで平然と学校に入っていく。
咲の顔は、心なしか嬉しそうにみえた。
教室に入ると、近くから女子の好奇の目線を向けられた。
でも俺は構わず自分の席に座る。
恥ずかしそうに俺の隣の席にすわった咲に、今まで咲を無視してた友達が色目を使って駆け寄って来た。
『その人…だれ?』
『ミキくんだけど?私の彼氏』
『は!?えぇ!?あの地味な…?』
驚きを隠せないというように俺と咲を交互にみて、大きい声でそういったそいつによってクラスのざわつきはよりいっそう大きくなった。
だめだ、この目線気持ち悪りぃ。
嫌だ。
でも、咲の為だ。
逃げ出したい衝動をなんとか抑えて、真顔を貫く。



