真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【上】



俺が地味じゃないとわかれば、咲も助けられるのか?


過去にアクセサリーと見られたことと、咲を守りたいと言う気持ちがぐるぐる回って。



自分を守るか、彼女を守るか。





──そんなの決まってるだろ。




次の日、俺は前髪をアシメに流して。


髪の毛をワックスでいじって、制服を適度に着崩して登校した。



何時もの咲との待ち合わせ場所で、笑顔を浮かべて片手を上げる。



咲の顔は、戸惑っていた。


『なんで、顔…』



『咲がハブられたのは、俺のせいなんだろ?ずっと顔出してるのはキツイけど、今日だけなら、咲のためなら、顔くらい出せる』



ニッと笑ってそう言うと、咲は目に涙を浮かべて俺に抱きついた。



『ありがと…、ミキくん大好き…』



『ん。』




ちなみに俺は付き合った次の日からミキくんって呼ばれてる。



子役だったときとリンクはしたけど、子役の俺じゃない、今の俺自身をみてくれていたから、俺にとってその呼び方は心地よいものだった。