クスクス、笑いながらそう言うそいつらは俺らのほうをみておかしそうに口を歪めていた。 聞こえるようにいった、こいつら。 プツンと頭の中の何かが切れて、勢い良く立ち上がろうとすると、腕を抑えられた。 『やめて…!』 『でも…』 『平気、だから』 そう顔を歪めながら笑顔でいった咲に、俺の心臓は締め付けられた。 …俺の、せいだ。 俺が過去にとらわれてばっかりで、地味な格好をしているからだ。