真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【上】




そいつの友達が歩いて来て、

『ちょ、そんなやつに話しかけんのやめなよ…』

と引き気味に言う。


そいつの言う通り、俺には関わるな、めんどうなんだけど。



『うー…、でも…』



諦めてくれたようなそいつにホッとしたのに。




それからも毎日そいつは話しかけてきた。



なんなんだ、なんて思いながらも。



1人で話してケラケラ笑うこいつに、少しずつ、惹かれていたのも確かだった。





俺の外見も気にせずに話しかけてくるこいつなら、俺の“元子役”というレッテルを知っても普通に話してくれるんじゃないか。




俺を自慢するための道具に、自分を飾るためのアクセサリーに、しようとはしないんじゃないか。