ボサボサの髪の毛と崩れた前髪を直して、鏡でチェックする。


着たままだった制服は、脱いでハンガーにかけた。


ラフな私服に着替え、サイフとスマホを小さめのバッグに入れて、玄関までいく。


靴はー…、うーん。


「これでいいやっ」


近くにあったスニーカーに足を入れて立ち上がる。



鏡を見て、「よし」なんて呟いてから私は家を後にした。