真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【上】



「茜、良い加減倉庫行きたいんだけど!」


私、今日こそはミッキーと仲直りする気満々できたのに!



「ちょ、これ食べ終わるまでまて」


口にムースをいれて、テーブルの上に並ぶスイーツを指差しながら、そんなことを言う茜に心底呆れる。



「はぁ〜…。もう、自分が甘党だって認めたってことでいいんだよね?」



「はぁ!?んなわけねぇだろ!俺は甘い物は別に食える程度だっつの!」



「まだ言うか!!」



もう良い加減認めればいいのに。


私の中での茜は、もうすでに砂糖怪獣と確定されたのに。



「てゆーか、こんなたくさん食べて。誰がお会計払うの?」



多分すごいことになってる。


テーブルのハジにある、注文した品が書かれた紙の入っているケースは溢れそうだし。



「全部茜もち」


当たり前、とでも言うように言った相希に私は首を傾げる。



「? 茜、お金いっぱいもってんの?家、お金持ちなの?」



そう別になにも考えずに聞くと、茜の表情が固まった。


「…はっ、俺のことはどーでもいいだろ」


でもそれを隠すように、笑った茜。


その笑い方は、嘲るようで。

目は冷たくて、なんの感情もこもってなかった。