目の前でもくもくとパフェを食べる相希に、『なにがオススメ?』と聞く。
パフェに目線を送ったまま、『ん…』考えるように唸ったあと、まさかの返答が返ってきた。
『そのパンケーキのセット。あとイチゴパフェ。あ、でもチョコケーキも美味しい。夏限定のわらび餅も。イチゴのムースと生クリームの…』
『ちょっとまって詳しくない?』
びっくりなんだけど。
今メニュー見てないよね?
なんでそんなスラスラと?
え、もしかして。
『俺、甘いの、好きだから。な、茜』
『なな、なんで俺にフルんだよ!!』
や、やっぱりか…。
てゆーか茜、良い加減自分が甘党なの認めろ。
そりゃ茜はスイーツと信じられないくらいミスマッチだけどさ。
『どうしよっかなぁ。じゃあ、相希の食べてるパフェ美味しそうだし同じやつ頼む!』
呼び鈴を押して、店員さんを呼ぶ。
『ご注文お決まりでしょうか?』
多分、茜と相希がかっこいいからだと思うけど、頬を少し赤らめた店員さんがにっこり微笑んでそう聞いた。
──そこまではよかった。



