真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【上】



目の前でもくもくとパフェを食べる相希に、『なにがオススメ?』と聞く。


パフェに目線を送ったまま、『ん…』考えるように唸ったあと、まさかの返答が返ってきた。


『そのパンケーキのセット。あとイチゴパフェ。あ、でもチョコケーキも美味しい。夏限定のわらび餅も。イチゴのムースと生クリームの…』



『ちょっとまって詳しくない?』



びっくりなんだけど。

今メニュー見てないよね?

なんでそんなスラスラと?


え、もしかして。



『俺、甘いの、好きだから。な、茜』


『なな、なんで俺にフルんだよ!!』



や、やっぱりか…。


てゆーか茜、良い加減自分が甘党なの認めろ。


そりゃ茜はスイーツと信じられないくらいミスマッチだけどさ。



『どうしよっかなぁ。じゃあ、相希の食べてるパフェ美味しそうだし同じやつ頼む!』



呼び鈴を押して、店員さんを呼ぶ。


『ご注文お決まりでしょうか?』



多分、茜と相希がかっこいいからだと思うけど、頬を少し赤らめた店員さんがにっこり微笑んでそう聞いた。




──そこまではよかった。