そう付け足すように言ってきた茜に、私は目をうろうろ動かした。
『…あーゴメン。ちょっとなに言ってるかわかんないなー』
『てめ、都合悪くなったからって…!』
『だだ、だから目つきさらに悪くして睨むのやめてってば!』
鋭い目つきで睨んでくる茜に、『ひっ!』と声を漏らしてビビる私を茜は鼻でバカにするように笑った。
相変わらず、性格悪そうな笑い方だな!
『ハイハイ、2人とも。落ち着けって。席なんだけど、今いっぱいで空いてねぇんだ。茜の知り合いいるからそいつと相席でもいいか?』
『知り合い?誰だよ?まぁ行きゃあわかるか。相席でいいぜ』
やっと睨むのをやめて龍騎さんのほうに向き直った茜に一安心しつつ、わたしも龍騎さんに顔を向けた。
茜の知り合い?
私は、頭の中でどういう人だろう?と、思考を巡らせる。
龍騎さんは、店員さんに私たちの案内を変わり、茜と私はその人についていく。
『お席のほう、こちらになります』
店員さんが手をスッと出したところにある、四人掛けの席に座っていたのはたった1人。
…ん?この人──



