なんで?とぐるぐる回る思考の中で、ドクリと心臓がイヤな音をたてた。
“拒絶”
その言葉が頭にまとわりつく。
嫌われた?
──素顔を見ちゃったから?
なんで?
青嵐のことがあったせいで、拒絶には敏感になっている私。
表情が、自然と歪んでしまう。
私とミッキーのただならぬ感じを、読み取ったのか、暁が近づいてきた。
「おい、日向大丈夫かよ?」
「ね、暁、ミッキーに…」
“拒絶された”とは、口に出したくなかった。
私の顔はそんなにも絶望的だったのか、暁は私の頭に手をぽんっと置いた。
「嫌われてはねぇ、平気だ。
──ただちょっと、ミッキーさんは
過去にいろいろあったから」
女に素顔を見られるのがダメなんだ。
切なげにそう呟いた暁の言葉に、私は目を見開いて顔を上げた。



