真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【上】




なんで?とぐるぐる回る思考の中で、ドクリと心臓がイヤな音をたてた。




“拒絶”



その言葉が頭にまとわりつく。



嫌われた?



──素顔を見ちゃったから?




なんで?


青嵐のことがあったせいで、拒絶には敏感になっている私。


表情が、自然と歪んでしまう。



私とミッキーのただならぬ感じを、読み取ったのか、暁が近づいてきた。




「おい、日向大丈夫かよ?」



「ね、暁、ミッキーに…」



“拒絶された”とは、口に出したくなかった。


私の顔はそんなにも絶望的だったのか、暁は私の頭に手をぽんっと置いた。





「嫌われてはねぇ、平気だ。




──ただちょっと、ミッキーさんは
過去にいろいろあったから」




女に素顔を見られるのがダメなんだ。



切なげにそう呟いた暁の言葉に、私は目を見開いて顔を上げた。