バタン!!
扉を思いっきり閉めて、ドアに寄りかかり心臓の音をかき消すように一人ブツブツ呟く。
「ありえないありえないありえない、ほんとにありえない心臓破裂しそうナニコレどうしたの」
赤い、火照った顔を両手で抑えてさっきの記憶の残像を消し去ろうとする。
…あぁ!!だめだ消えない!
────でも、この部屋にいたのは私だけじゃなかった。
脳内を整理するために、下を見ていた顔をバッとあげると。
少しウェーブがかかった、ピンクの濡れた髪の毛が目に入った。
その間から見える、整っていて、色っぽすぎる顔のパーツ。
薄い唇、少し垂れた目、スッと通った鼻。



