てゆーかなにをそんなに頬張ってんだ。
はぁーという視線を向けていると、食べていたものをゴクリと飲み込んだ美影は今までにないくらい早口で、
「カルパッチョだ、イテェから叩くな」
そう言うと目にも止まらぬ速さでまた口に頬張った。
なんだろう、もう呆れてものも言えない。
お皿に乗っているのはサーモンのカルパッチョだったらしく。
頬張りまくる美影になんとも言えない目線を送りながら、メロンソーダのストローをくわえると。
「えいっ」
美影の感情のこもってないそんな声とともに、私のメロンソーダにカルパッチョを近づけて来た。
…ん?
なにしてんだろ?
そう思い数秒停止して美影の行動をみてると、まさかのメロンソーダに──カルパッチョを投入しようとしてきた。
「ひぇえぇえ!?ちょっとぉぉ!?」
なにやっちゃってんのぉぉ!?
入る寸前で気づいた私は、美影の手首を押さえつけメロンソーダを避難させて混乱しつつもう一度叫んだ。
「バッカ、ほんとバカ、なにしてんのぉぉ!!?」
怖いんですけど!!
全力で美影意味わかんない!
「だって俺のほうすごいみてたから、カルパッチョ食いてぇのかとおもって」
「それで、メロンソーダに投入えーい☆って事にはならないでしょ!?てゆーか美影のことジト目で見てたのは別に欲しいとかじゃないから!!」



