真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【上】




藤代茜に安心したようにすがりつく日向。

声をもらして泣く日向。




かとおもったら、こんどは俺たちを睨みながら不敵に笑って。




わけ、わかんねぇよ。


こんなに弱い日向はしらねぇし、見たことねぇ。



だけど、こんなに強い瞳の日向を見たこともなかった。



なんだ、これ。




──俺らが仲間に誘う前から日向は白龍の仲間だったのか?



──俺らの前で光を宿さない目をしてたのも、演技かよ?


──柚姫をいじめて俺らの中をかき乱したのも、全部作戦だったってことか?



──ハッ、笑える。




ぐるぐる、混乱している俺の中で憶測が行き来する。



それは全部、俺の憶測だったのに。


でも人は一度そう思うと、その感覚からはなかなか抜け出せないらしい。



俺の中での日向の印象は、全てそれにすり替えられた。