真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【上】


テンションマックスの可愛い奏多が、私の腕を引っ張って走り出す。


ものすごい視線を感じて、周りを見ると女の先輩に睨まれた。



え、怖すぎる。



でも、それからちょっと経つと。

そんな目線も気にならないくらい私はみんなと楽しく話しながら、始終笑顔で、お昼ご飯を買って裏庭にでた。





「ぷはぁー、疲れた!」


裏庭のベンチにどかっと腰掛けて、私は買ったたこ焼きに楊枝をブスッとさす。


うふ、愛しのたこ焼きちゃん。


ニコニコしながら口に詰め込もうと、してでっかく口を開けると。


なぜか、白龍のみんなからのすごい視線を感じた。



たこ焼きから、正面で立っているみんなに目線をツツツッと、うつすと。



皆は私に目線と顔を向けて、固まっていた。


「…え?は?ん?」



な、なんか顔についてます?




たこ焼きを食べようと口を開いたまま、ん?という顔をすると。


相変わらず顔が見えないミッキーがバッと、近づいてきた。



「ひな、日向!前髪きったの!?可愛い!超可愛い!」


「さっき、全然気づかなかったよ!日向パッツン可愛い!似合う!」



すごい迫力で目の前で喋る、奏多とミッキーに私はびっくりしながら加耶を空いてる方の手で指差した。


「加耶に、昨日、きってもらって」


迫力に押されて、たどたどしく言うと、なぜかまーくんまでもがこっちにきた。



「妹!おい!おまえなかなか粋なことするな!日向、めっちゃ可愛いぞ!!」


スキンヘッドをキラキラさせながら、まーくんにも褒めたたえられてだんだん恥ずかしくなってきた。