地の底を這うような低い声が教室に響く。
皆の肩がびくりと上がった。
「なに、それ?──私のメイド服!?なんで?…うっ、ふぅ…楽しみに、してたのにぃぃ〜」
中哉に近づいた篠原柚姫は、それをみてボロボロ涙をこぼし始めた。
──ちょっとまってよ。あんたの名前。
ほとんど中哉の手に隠れてて、漢字の下の部分がほんの少し見えてるだけじゃん…!
それで、自分のだって。
判断できるハズ、ないでしょ…?
こいつはまた、私が責められることを予測して。
いや、どう転んでも私が責められるように仕向けるつもりだったんだ。



