真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【上】



地の底を這うような低い声が教室に響く。


皆の肩がびくりと上がった。


「なに、それ?──私のメイド服!?なんで?…うっ、ふぅ…楽しみに、してたのにぃぃ〜」



中哉に近づいた篠原柚姫は、それをみてボロボロ涙をこぼし始めた。




──ちょっとまってよ。あんたの名前。

ほとんど中哉の手に隠れてて、漢字の下の部分がほんの少し見えてるだけじゃん…!



それで、自分のだって。



判断できるハズ、ないでしょ…?




こいつはまた、私が責められることを予測して。


いや、どう転んでも私が責められるように仕向けるつもりだったんだ。