真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【上】



「なに、これ…」


周りの子も騒然とする。


すると、集まっていたいつもより気合が入っているギャルの1人が目を見開いた。



「…!!ちょっとまって、これ…!篠原さんのだよ!」



篠原、柚姫。


その名前を聞いた途端。


ハジで準備していた私のことを、皆は蒼白な顔で見てきた。




…は?なに?



「あんたねぇ…!!まだイジメやってんの!?」


「え!?はぁ!?なんで私になるわけ!?」


青嵐の幹部がキレるのが怖いのか、厚化粧なのに、分かるくらい顔を青くして私に詰め寄った。


なんで篠原柚姫が関わってくると、全部私ってことになるの?


意味、わかんないじゃん。


鼻歌歌いそうなくらいのテンションだったのに、それがどんどん急降下していく。


「あんた以外に、いねぇだろうが…!!」


ねぇ、自分たちが責められるのが怖いからって。


そうやって、決めつけないでよ。


なんで?


私、頑張って文化祭の準備してたんだから。


わざわざ文化祭の雰囲気ぶち壊すようなこと、しないよ…。


下唇を、噛みしめる。


悔しくって悲しくって、眉がハの字になった。


やだ、もう、本当にやだ。