真実と嘘〜Truth or Falsity…*〜【上】



話が完結したのか、幕がしまっていく。


果たしてこの劇は楽しかったのかな。

そんなことを思いながら、私は立ち上がって実行委員の仕事に急いで戻った。


背中にヒシヒシと中哉の目線を感じながら。



──いったい、なんの用なんだろう。



でも、それっきり。



中哉からの目線がおくられてくることも、話しかけてくることもなく。





文化祭1日目は無事終了した。